不良彼氏は正反対
「う、うん・・」
「そうか・・・」
あたしが返事をすると、
愛斗は暗くなった感じがした。
だけどね?
ほんとは、
やっぱり行くな!とか言ってほしかった。
言ってもらえてたら行ってないもん。
ううん、
もう行けない。
行きたくなけなる。
だけど現実は言ってもらえるわけなくて。
今は・・・
どう思ってくれてるの?
止めればよかったとか思ってくれてない
かな?
とかあたしは自己中に考えてるんだ。
一一フワッ。
「恋華、お嬢様なのに髪の毛ボサボサじ
ゃない?」
「は?酷くないですか!?」
いきなり、
委員長に髪を触られた。
失礼かもしれないけど、
少し気持ち悪いって思ってしまった。
だって、愛斗じゃないんだよ?
いやだよ・・触らないで?
愛斗の腕もいつからか離れてたし。
ねぇ、
手を振り払ってくれるよね?