不良彼氏は正反対
けど、
俺もこれっぽっちも恋華の気持ちわかっ
てやれてなかったんだ。
後ろで二人はなにしてんだ?
すっげえ振り向きたい気持ちを抑えて
俺は
この場を離れた。
一一一。
あぁーイライラしちまう。
俺は一人、
溜まり場に来ていた。
もちろん、
今は誰もいねぇ。
授業もサボっちまったなぁ。
まあ、
こんな状況でやる気なんてわかねぇし。
どーしたらいいかわかんねぇ。
今は、
自分に腹が立つ。
俺は久しぶりに煙草を吸った。
思いのほか、
気持ちを落ち着かせられた。
けど、最近はそんな気持ちを落ち着かせ
るなんて俺に
必要なかったんだ。
「あれ?愛斗?」
そんな俺の前に現れたのは・・・
蜜輝だった。