不良彼氏は正反対

全てを壊したのは俺なんだ・・・。


「蜜輝・・はえーなあつまんの」

「いやいや、愛斗のが断然早かった
じゃん!!」


俺は当たり前なことをつっこまれた。


「確かに・・」

「あはは、大丈夫?」

「あぁ」


嘘だ。

全然大丈夫なんかじゃねぇ。

笑いたくても笑えねぇや。


「愛斗・・・」

「ん?」

「なんか・・あった?」

「・・・・・・」


やっぱり、
長年一緒に居るやつは違うな。

隠そうにも隠しきれねぇ。


もうなんでもおみとうし状態。



「あったんだね?恋華となんかあった
の?」

「蜜輝には・・
隠し事できねぇじゃん」

「させないしっ!!」



俺はいつまでたっても弱い。

誰かがいねぇと仲間が居ないとダメな
弱いやつなんだ。


< 186 / 371 >

この作品をシェア

pagetop