不良彼氏は正反対
「もーいいよっ!!」
「はっ!?恋華おいっ!!」
俺は、
この場を離れようとした恋華を呼び止め
ようとした・・
だが、蜜輝に腕を引っ張られた。
「蜜輝離せよっ!!!」
俺は久しぶりに怒鳴った。
最近は喧嘩もあんましてなくて、
かなり
懐かしいかもしんねぇ。
俺が怒鳴ると
蜜輝は一瞬びくっと怯えたようだった。
「嫌よっ!!もう・・・ひかない!!」
「蜜輝・・・・・・」
だけど、手を離してはくんなかった。
このとき、
俺が無理矢理手を振り払って恋華を
追いかけてれば
こんなことになんなかった?
誤解をすぐ解いてれば俺から別れなんて
告げなかったかもな。
気付けば、恋華はもう居なかった。
残ったのは・・
「な?俺が勝つだろ?」
ってゆー遼の
勝ち誇った発言だけだった。