不良彼氏は正反対

「あとは、ダチに相談しな?
俺じゃきっと話せないだろ?」

「えっ!?そんなこと・・」


委員長は

あっというまに消えてしまった。


気を使わせてしまったのかな?


誰も・・・
相談する人なんて居ないよ・・・。



「恋華ー!!」


そんなとき、
耳に大好きな親友の声が聞こえた。


「莉藍?」

「もう、朝教室来ないし心配したよ?」

「ごめんね?」

「なんかあったの?あたしでよければ
聞くよ?」



初めて声をかけてくれたときから
やっぱり思う。


莉藍は、優しい。


こんなあたしでも心配してくれて。


勝手にヤキモチで怒ってるのに。


また、冷たいものが頬をつたった。


「恋華!?大丈夫!?」

「グスッ・・あのね・・聞いてくれる?」

「もちろん♪」


あたしは毎日莉藍と過ごす時間はあった
けど最近は

愛斗とのことは話してない。







< 200 / 371 >

この作品をシェア

pagetop