不良彼氏は正反対
「ん?どした?そんな落ち込んだ顔し
ちゃってさ」
「だっ・・・だってぇ」
「えぇ!?なんでまた泣くの!?」
今日のあたしは泣いてばっかりだ。
自分の弱さに
本当に呆れる。
「あたしっ・・ヒック。絶対友達やめら
ちゃうって思って・・」
「なんであたしが友達やめるの!?
もしかしてさっき話したことを黙ってた
から
あたしが怒ったとか思った?」
図星なことを言われ、
あたしは静かに頷いた。
「えぇーそんなわけないよ!!」
「じゃあ、許してくれるの・・?」
「許すもなにも、
あたしは怒ってなんかないよ?
むしろ、
ずっと大好き☆」
あたしの初めての親友は
本当に心が優しくて笑顔が可愛い
女の子だ。
あたしには
もったないくらいすてきな人だ。
失うなんて
ほんとに嫌だし・・
嫌われるのも怖かった。