不良彼氏は正反対

「愛斗、しっかり理由話してやれ
ば?」


遼なんだ。


いつまでもその位置にお前は居れるんだ
な。


俺の位置がいくら低くなってもさ。


「ああ、そうだな」


俺はゆっくり頷くと、
恋華はなにがなんだかわかってねぇよ
うな表情になった。



「愛斗、どうゆうこと・・?

ねぇ、愛斗?」



待てよ・・・今言うから。

この
震える体を拒否してる唇を抑えて話す
から。



「恋華・・・
俺ら別れようぜ?」


言ったあとも、俺の体はきっと震えて
る。


今日がエイプリルフールだったらよかっ
たよ。


こんなにたくさんの嘘をつくんだから。



「はっ!?愛斗お前・・なに言ってん
だ!?なんで・・・」


遼も俺の発言に驚いてるみたいだ。


自分でも、

自身の弱さに驚いてるよ。



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