不良彼氏は正反対
「愛斗!?やだ・・やだよっ!!
あたしに悪い所があるなら直すからぁ!」
やっぱ俺って最低だな。
今、
恋華を泣かせちまってる。
「お前は悪くねぇよ」
恋華に悪いところなんてねぇよ。
俺が悪いんだよ・・・。
もう、
辛い思いはさせねぇから。
「だったらなんで・・・」
「俺ら・・・ただの正反対なんだよ」
始めの俺らの関係は正反対だと
思った。
だけどどこか似てて・・
けど互いを知り合っていくほど
俺らの間に溝ができちまったんだな。
「愛斗・・やだっ。やだよぉ。
初めて好きになった人なのに・・」
ごめんな・・・
きっとまた恋華を傷つける。
だから、俺を嫌ってくれ。
「恋華しらねぇのか?
・・・初恋なんつーもんはなかなわね
ぇもんなんだよ」