不良彼氏は正反対

「恋華おはよう!!」

「莉藍っ。おはよう!」



教室に入るといつものように莉藍が挨拶
してくれた。


教室にはまだ・・

愛斗は居なかった。



「ねぇ、恋華聞いてよっ!!」

「えっうん?」



HRまで莉藍は
話しかけてくれたけど、あんまり耳に
入らなかった。


どうしても、


ぽっかり空いた隣の席を見てしまう。



――――ガラッ。


「みんな席つけよぉっ」



ついに先生が来たけど、

教室に愛斗の姿はなかった。



厚かましいかもしれないけど、
寂しかった。



「えぇー明日から夏休みにはいるんだか
ら今日は最後まで頑張れよっ!」



そしてあたしは、

先生の話しに目を丸くした。


夏休み!?


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