不良彼氏は正反対
俺の行動に、
センコーたちは焦った表情になる。
ははっ、
おもれぇー光景だな。
「ったく。暴れてんなぁー・・。
俺だぞ?呼んだの」
一人の男が、俺を呼んだと言った。
「なんっスか。俺に用でも?」
「あぁ、新入生代表挨拶を頼みた
かったんだが・・お前その髪はなんだ!?」
「あ゛?金髪っスけど。あと、
そんなんやんねぇーし」
んで俺がそんなめんどいこと・・。
ん?
けど、
サボる交渉をする絶好の場じゃね?
中学ん時は、なんか捜索されたみてー
だし。
いっちょサボる宣言だけでもしとくか。
「やっぱ俺やるわ」
「ほんとか!?じゃぁ・・その髪を
一旦でもいいから黒にしろ」
「は?」
髪を黒に?
ぜってーにイヤだ!!
「頼むよ。一応、入学式なんだ。
PTAの方もいらっしゃるだろ?」
そんなん・・知らんねーよ。