不良彼氏は正反対
フラれたときのことが
また頭に浮かんでしまうの・・・。
「いえ・・・なんにもないですよ?」
「・・・そっか。悪いな、手を止めさせ
ちまって。終わらせてしまうか」
「・・・・・・はい」
多分あたしは・・・
なんでもないなんて顔してなかったと
思う。
だけど先生はなにも聞かなかった。
変わった人とだと思ったけど、
愛斗と関連がある人なんて思わない
かった。
まぁ、
そんなこんな仕事を進めてたら気がつい
たら終わっていた。
「お疲れ様っ!本当に悪かったな」
「いえっ!」
「じゃあ、戻るか」
職員室に戻ると、
委員長も難しい仕事を終わらせていた。
だけど・・・
これって普通、
先生がこっちをやるもんじゃないの?
「先生・・・。よく先生になろうと
思いましたね」