不良彼氏は正反対

けど恋華は、


こんな俺にも挨拶してくれて

とても優しいやつだ。


そんな優しいやつを傷つけるのはすげぇ
辛えよ・・・？



だから、これが一番あいつを苦しめない
と俺は思ったんだぜ？



「そんな顔するってことは・・いい事な
んて浮かばねぇだろ？
当然だな」

「・・・・・・」

「勇気っつーのはな、自分の幸せの節目
とかでやんだよ」

「幸せの節目？」

「あぁ。告白だってそうだ。
告白して幸せになりたいから告白すんだ
ろ？節目に繋がってねぇ？」



よくわかんないが、

幸せか・・・


恋華、お前は今幸せか？


なら俺はもう引き返せねぇよな・・？



「お前だって森沢に一回告ってんだから
勇気がいることだって分かってんだろ？」

「そりゃぁ・・まあ」

「なら、その勇気無駄にすんな」



だけど、

だけど今の俺じゃもう遅くねぇか？


俺から別れだって告げたのに・・。