不良彼氏は正反対
はーい・・・なんて元気に返事
しちゃったけど
ほんとは
もうくたくたなんっすよ?
「恋華ほんとにありがとうっ。
ここ、あたしの親戚の人がやって
るお店でさぁ」
「そうなの?」
親戚がメイド喫茶ねぇ・・・
なんかすごいかも。
「それでさぁ、やっぱ夏休みの間
とか一緒にバイト入ってくんない?」
莉藍は手まで合わせてあたしに
お願いしてきた。
莉藍・・・あたしはそんなことされて
されなくても・・
「夏休みが終わっても働くよっ!」
夏休みだけで終わらせるつもり
ないから。
「恋華ありがと・・「恋華ちゃんよく
言ったぁ!!」
あたしにお礼を言おうとした
莉藍を
押しのけて話しかけて来たのは・・・