不良彼氏は正反対

まだ全然笑えてない。


こんなんじゃ、ただの未練がましい
やつだよ・・


諦めなきゃ・・・・・・。

そう思うのに

愛斗の笑顔を見ると幸せなときを思い
だしてしまう。



苦しくはないの。

悲しいけど。

それはもうあたしに向けられることはな
いんでしょ?


やだ、泣きたくないのに。



「あれ?あれって折原くんとかだよね?
恋華!?」

「・・・っ」



流れ出すのは、
あたしじゃ止められないや。

胸の痛みもとりたいのに・・。



あたしが泣いてしまったから、
莉藍が


休憩所に連れてってくれた。



「恋華、聞いてもいい?」

「・・うん」

「折原くんとまたなんかあった?」



普通の人には

フラれたんだなんて恥ずかしくて言え
ないのに。


< 247 / 371 >

この作品をシェア

pagetop