不良彼氏は正反対
まだ全然笑えてない。
こんなんじゃ、ただの未練がましい
やつだよ・・
諦めなきゃ・・・・・・。
そう思うのに
愛斗の笑顔を見ると幸せなときを思い
だしてしまう。
苦しくはないの。
悲しいけど。
それはもうあたしに向けられることはな
いんでしょ?
やだ、泣きたくないのに。
「あれ?あれって折原くんとかだよね?
恋華!?」
「・・・っ」
流れ出すのは、
あたしじゃ止められないや。
胸の痛みもとりたいのに・・。
あたしが泣いてしまったから、
莉藍が
休憩所に連れてってくれた。
「恋華、聞いてもいい?」
「・・うん」
「折原くんとまたなんかあった?」
普通の人には
フラれたんだなんて恥ずかしくて言え
ないのに。