不良彼氏は正反対

莉藍は

優しくゆっくり聞いてくれるから
口からすべて

こぼれてしまう。


一生莉藍に秘密・・・なんてこと
あたしには


無理なんだろうなぁ。


すべてをまた話した。



「あたし・・愛斗・・くんにフラれ
ちゃっ・・ヒック・・たんだぁ」

「うん・・ってえっ!?そ、それで?」

「全然もう・・話さなくて、
そしたら委員長が・・・正式に婚約
しようって・・・」



涙交じりだったから多分聞きにくかった
とおもう。


莉藍は相槌をうちながら
ゆっくり最後まで、聞いてくれた。



「そっか・・・辛かったね?
恋華、強いね?」

「え?」

「あたしだったら泣きやめないかも」



愛斗と付き合う前のあたしたっだら
そうだったかも

しれない。



だけど、

愛斗との恋愛は・・無駄だったんじゃ
ないってあたしは思ってる。

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