不良彼氏は正反対

「愛斗が・・あたしの泣き顔みたら
心配・・するかなって・・」

「そっか・・」

「ごめん・・この前わがままになれっ
て言ってもらったのに・・・
あたしは・・・」

「恋華は悪く・・・ないじゃんっ!
思いっきり泣いていいよ?」

「・・・・・・っ。ふぇっ・・」



あたしは、

思いっきり泣いた。


人前で泣くことなんて今までなかった
のに。


莉藍の近くに居るとあたしは素直に
なれるのかな?

ほんとは愛斗の前でならなきゃいけなか
ったのに。



ごめんないさい。


やっぱり、あたしの恋愛が下手だった
んだよね?


委員長もごめんなさい。

いっぱい迷惑かけてる。



婚約は出来ないって今でも思う。

だけど、
離れていかれるのも悲しいと今は思っ
てしまってる。



あたしは最低女だ。



やっぱり、自分の幸せだけを願っては
だめなんだ。

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