不良彼氏は正反対
「決めた・・あたし決めたよ?」
「うんっ、頑張れ。あたしは・・
恋華の決めたことに反対しないよ?」
「ありがとう」
もしも一人で決断してたらきっと・・
一人で抱え込むことを選んでいたと
思うの。
これは逃げ?
そう思われてもしょうがないかもしれ
ない。
だけど、軽い気持ちじゃないよ。
強く、あたしはこうしたいと思ってる。
「莉藍、明日もバイトあるよね?」
「え?うん多分・・・」
「明日だけはやすんでもいいかな?」
「あっ、そっか。了解♪」
「ありがとうっ!」
今日のバイトも一応終わってたから
着替えてすぐあたしは
バイト先を出る。
「莉藍は家に帰るの?」
「うん」
「そっかぁ!じゃあね」
「バイバイ・・」
あたしは笑顔でその場を後にした。
―――――…
「なにがM.Oだ。リーダーになんか向い
てなさすぎ」
ゆっくり、莉藍の目つきが変わる。
「うちのチームに負けんのも近いんじゃ
ないのかなぁー?」
莉藍は静かに笑みを浮かべた。