不良彼氏は正反対
こんな不安定な位置にいてどう判断して
いいかなんて
分かりっこない。
「恋華っ!会いたかった♪」
「きゃぁっ!?」
あたしが家に入るとなぜか委員長は
もう
中に居た。
そしてなぜか抱きしめられるあたし。
アメリカンですか!?
「なっ、なにするんですか?」
「え?抱きついたんだよ?
彼氏ももう居ないし、これくらいよく
ない?」
「はぁ・・・」
なんだか、
彼氏が居ないことを強調されたような?
まぁ、
確かに全部当たってるんですけどね。
「恋華俺・・・」
「はい?」
「本気でお前が好きだよ。
婚約を俺は真剣にしたいと思ってる」
「・・・・・・っ」
委員長の真剣な瞳はなんだか、
愛斗に似てる気がした。