不良彼氏は正反対
って、あたしの馬鹿っ!
なに二人を比べてんの!?
そんなこと
絶対にしちゃだめだ。
「じゃあ、また後で」
「あっ・・・!」
あたしがなにも話せないでいると
気を遣ってか委員長はどこかに行ってし
まった。
さて、
あたしも着替えないといけないのかな?
「恋華様っ、お着替えはこちらで」
「はい」
メイドと一緒にあたしはドレスに着替え
た。
なんだか、
今日のドレスは古い気がした。
いや、安物とかそういう意味じゃなくて
何年か前のものに見える。
――ガチャ。
「失礼するわよ?」
「はい、お母様」
着替えてる途中にあたしの部屋へ
お母さんが来た。
来てすぐ見つめたのは
あたしの着ているドレスだ。