不良彼氏は正反対

なら、俺はこのチャンスを逃したりしね
ぇから。


「恋華、俺と正式に婚約しよう・・・」


素直になっても

俺は罰になるか?


こう言ったのはいいけど、
やっぱり恋華は愛斗ばかりを見てる。


だけど、

お前は罪な女だぜ?


こんな俺にも優しく接してさぁ、
どんどん

好きになっちまう。


そこが良いとこなんだけどな。

知ってるか?

俺、お前に手を握られたときすげぇ
ドキドキしてたんだぜ?


恥ずかしいことながら・・・。


しかもお前は友達思いでもあるんだな
ほんと最高だよ。



こんな俺と婚約なんて無理だよな。

だから、


「婚約はできません」


そう言われて、

なんとなくやっぱりと思った。


だけど
予想外だったよ。


“付き合ってください”


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