不良彼氏は正反対

「ごめん莉藍、こんな話して・・」

「え?ううん、恋華大丈夫?
無理して付き合ってるんじゃない?」

「それはないよ」

「そっか、ならいいけどね。
さっ、バイト続けよっか!」

「うん♪あっ、ちょっと控え室行ってく
るね?」

「?うん」


あたしはそそくさ、
控え室、まあ休憩室?

そこにきた。


一一一バタン。


もう、無理だ・・・。


「くっ・・・ヒック・・」

ゆっくりとあたしの頬を伝うのは
涙だった。


なんで泣いてんだろ馬鹿だな・・
感情的になってしまったんだろうか。



涙は止まらない。

いやだめだ、止めてバイトに戻らない
といけない。


あたしは無理矢理涙を止める。



おかしいなぁ、
涙は止まってるはずだけど


心が泣いてる気がする。


もう、

ほんとどうしていいか分からない。

助けてほしいよ・・・・・。

< 274 / 371 >

この作品をシェア

pagetop