不良彼氏は正反対
これはジェラシー?
(愛斗side)


「あちー!!」

「柾輝、その単語口に出すな。
もっと暑くなんだろ!?」

「じゃあ・・さみぃー!!」

「無理があんだろ・・?」



夏休みも後半に近づいてきていた。

もちろん、
いい思い出なんか一つもできや
してねぇけど。



仲間らと騒ぐくらいだな。

あと、

誘われたと見せかけて恋華の店
行ったり。


俺完全にストーカーだよなこれ
じゃ。



__ガンっ!!



「ちょームカつく!!」

「どうしたんだよ・・蜜輝」



びっくりしたじゃねぇーか。

壁を思いっきり叩く音が聞こえた
かと思えば


蜜輝だった。


手に血ぃついてんじゃねぇーか
殴ったんか?誰かを。



「蜜輝ー、お前なにしたんだよー
つくづくおてんばだなお前」



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