不良彼氏は正反対

「恋華、大丈夫か?落ち着いた?」

「うん、ごめんね?」

「お前なぁ・・謝ってばっかりだぞ?
自分責めんなっつの」

「でも・・・」



遼が優しい言葉をかけてくれるたび
に涙の量が増えてる・・。


自然と、お詫びの言葉をたくさん言って
るあたし、

これは・・・・


いつか心に深く残るように遼を悲しめる
からなんて


予測だったりしたのかな・・?




「よし、涙止まったな?」

「うん・・・」

「俺はさ、待とうと思ってた」

「え?」

「たとえ今は・・・・」



_______バンっ!!!!




「失礼しまーす。ハァハァ…
いいですか?」



遼がなにか言おうとしたとき、
勢いよくドアが開いたかと思えば


そこには蜜輝ちゃんが立って居た。



とても、

息まで切らせて。



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