不良彼氏は正反対

「あ、どうしたの?」



なんだか、
変な違和感があたしの体を襲う。


遼のしゃべりかたはまるですべて
分かったような

落ち着いたものだった。



「俺、ここで待ってるから」

「うん!分かった!」

「あぁ・・・」


あたしはゆっくり部屋を蜜輝ちゃん
と出た。



…………


「あー・・・なんでだろうな。

まだ
俺の想いだって終わってねぇのに・・
叶う気ってのがわいてこねぇわ」


もちろん、
遼の呟きも恋華に届かない。


_______。




____公園に向かう途中。



「ねぇ、恋華?」

「ん?」

「あいつとは・・・藤堂となんの
関係があるの?」


唐突な質問がいきなり

飛んできた。


「えーそれは、彼氏彼女の関係だ
よ?」

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