不良彼氏は正反対
素直なわがまま
あたしは、
蜜輝ちゃんと別れてすぐ・・・
遼の元に向かう。
それにもう決めたの。
これ以上は遼と付き合えないんだ、
いや
付き合っててはだめだから。
あたしが好きなのはどうしたって
愛斗なんだ。
「あっ、恋華!お帰り」
「た、ただいま・・・」
笑顔で迎えてくれる遼を見ると、
言いづらくなる。
だけど・・・・・・、
だめだ。
「あのね・・遼・・・」
「ねぇ、恋華。今日俺ん家こねぇ?」
それはとても唐突で。
だけどまぁ
否定する必要性だってあたしには
分からなかったから
ただ
「うん」とだけ言ったんだ。
_____藤堂家。
「「「お帰りなさいませ、
遼様」」」
家につくとたくさんのお仕えさんが遼
を迎える。