不良彼氏は正反対

「じゃあ・・・委員長とはどうなった
の?」

「うん・・・別れたし、婚約もなし」

「そうなんだ・・」

「うん・・?」



莉藍?

どうしたんだろ・・どうして
そんなに暗くて

恐い瞳をしてるの?



「ごめんね・・・」

「え?」

「さすがに・・無理だな・・」

「莉藍?」

「ごめん、こればっかりは賛成出来ない
んだ・・。
恋華をあんなに泣かせたあんな
男とまた付き合うの!?」



どうして・・

どうして莉藍そんな言い方するの?

友達、大好きな。


恋愛とはまた違う思い。
比べられるものじゃないよ?


だけど・・

愛斗をあんな男呼ばわりしてほしくない
の。



「あんな男じゃないよ・・?あたしは
愛斗がやっぱり好きなんだ・・」



ごめん、ごめん・・。


このときのあたしは
だめだめだったよね?

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