不良彼氏は正反対

誰だろう、

ふいに後ろの人に声をかけられた。


「森沢さん・・今悩んでる?」

「委員長・・・・」

「えっ!?恋華今悩んでるの!?
なんで?」

「いや、悩んで・・ないよ?」

「ほんとー?」

「うん」



これは完全にミスりです。

まさか・・・
遼が気づくなんて・・。



「頑張りなよ、頼むから・・・
隙とか見せんなよ?」

「みっ、見せない・・・ですよ?」

「ははっ!疑問系」

「うっ・・・・」



よかった、
笑ってくれた・・。

委員長、あたしの心配じゃなくて
自分の心配もしてください。


きっと今一番傷ついてるよね?

あたしのせいで。




「じゃあ、俺はこれで。愛斗に・・
きっと風が吹くからって言っといて」

「はい・・」



風?どうゆうことだろう?



「ねぇ・・委員長してる人だよね?
あのメガネ」

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