不良彼氏は正反対

「俺らも行くぞ」

「うん・・・」


ぎゅっ。

愛斗はそっとあたしの手を握って
くれた。


心が温かくなる、幸せだと
心の奥から思えるもん。

だけど、

やっぱり穴があいたのは確かみたい
だ。


教室に入ると
現実になるもの・・。



あたしは一人で居るしかないから。

莉藍の姿は・・
おかしい


教室にないもの。



「そこのバカップル?
この先生様が来てて遅刻だってこと
に気づいてるか?」

「え・・?わー!?」



えっ、
まさかの遅刻ですか?

考えてなかったパターンです・・。



そんなに遅れましたか?



「すっ、すいませんでしたっ!」

「よろしい、さっさと席つけ」

「うっス!!恋華っ」

「はっ、はい」



あれ?

なんだろう・・。


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