不良彼氏は正反対
だけど・・・
愛斗が一番辛くて傷ついた表情をして
るのが見てて分かったんだ。
「誰の仕業だ・・・どっかのチームか?」
「それが・・・R.Sのとこらしいんだ」
「R.S?まじかよ・・・。
油断してたな。あんま目立った動きして
なかったかんな・・」
また、
イニシャル・・。
リーダーの人なんだろうか。
あたしは
どうしていいか分からないから佇む
ことしか出来ない。
「だよな・・。俺もいきなりすぎて
驚いた」
「愛斗!」
「どした?」
「少し、病院に行かなきゃひどい人が
居るんだけど・・」
「そーか、つれってってやれ。
サツが勘づかねぇくらいで」
「うん」
蜜輝ちゃんも手当てに追われてるよう
だった。
「くっそ、そこまでやられてたのか・・。
ゆるせねぇな・・」
「明日、今日襲われたとこ行って
見るか?」
「・・いや、少し出るのを待つのも
いいかもしんねぇー」
「そうか」
愛斗は、すごく悔しそう。