不良彼氏は正反対
あたしがバイクから降りるとき、
「明日、学校こねぇかもしんねぇーけど
大丈夫か?」
「う、うん!」
「そっか・・・」
「おやすみ・・」
「あぁ、おやすみ・・」
そのまま、
愛斗はもうこっちなんて見ないでまた
はしって行った。
ほんとはね、
全然大丈夫じゃないの。
寂しい、
誰と居ればいいんだろう・・。
だけど
今一番寂しくて苦しい気持ちなのは仲間
を傷つけられた
愛斗だよね。
自分ばっかりわがままじゃだめ・・
そう思いあたしはゆっくり眠りに
つくんだ。
_________。
それから数日、
愛斗は学校に来ない。
きっとなにか手がかりになること
でもあったんだろう。
忙しいんだよね・・。