不良彼氏は正反対

「恋華♪」

「り、莉藍!?」

「やっほぉー!」



久しぶりにみた莉藍は今までと同じ
明るくて

可愛い笑顔をしていた。


あっ、

いつもの莉藍に戻ってくれたんだって
今謝ろうってそう思ったんだ。



「莉藍あのね・・」

「恋華、ちょっとついて来てほしい所
があるの・・もう放課後だし来てくれ
る?」

「うん!」



久しぶりにそんな風に莉藍にそんな
風に誘ってもらえて

あたしは嬉しかった。


だから・・・

なにも疑ったりしなかったんだ。




_______「恋華!?」


愛斗が勢いよくドアを開けた。


だけどそこにはもう
恋華の姿はない。



すると近くに居たやつが・・・

「森沢さんなら・・坂本さんと帰って
ったけど?」


そう言った。


その瞬間、愛斗は悔しくてたまらなかった。



___ガンっ!!




「くそっ!!R.Sは・・・・
坂本莉藍なんだ・・・・。恋華が・・」


もちろん、
恋華は知るよしもない。

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