不良彼氏は正反対
またさらわれたお嬢様
(恋華side)


「莉藍?」

「なに?」

「どこに向かってるの?」

「もうすぐ、着くから・・」


あたしは・・・
莉藍と一緒にバイクに乗った。


あれ、

莉藍バイクなんて乗るんだ?


ってきこうと思ったけど

「乗って」


そう言った莉藍の不陰気はまた・・
あの恐い不陰気に変わっていたの。


だから
聞きたくても聞けなかった。



「ほら、着いたよ?」

「え?」



ここが、
莉藍があたしをつれてきたかった
場所?


えっ、だってここって・・
基地?


えっ、嘘なんで・・・・・?



「莉藍、なんで・・・」

「黙って入れよ」



ドンッ!!!!


「ひゃっ!?」

< 358 / 371 >

この作品をシェア

pagetop