不良彼氏は正反対
おわっ・・やべっ・・。
俺のでこピンすげぇ音したじゃんか・・。
「いってー!!!」
「だろーな。けど、俺の仲間はもっと
いてーことされたんだっつの」
俺は
恋華の方へと歩く。
「恋華、お前大丈夫か?」
「えっ・・うん・・愛斗ごめんね」
「なにが・・あちゃー・・」
恋華の殴られた方の頬は赤く腫れ上が
っていた。
ぜってぇー痛いだろ。
「愛斗って喧嘩好きでしょ?
なのにいつも止めてしまうから・・」
「大丈夫だって・・お前のが大事だから」
「・・う、うん。ありがとう」
「ははっ。もう両方真っ赤だな」
「うっ、うるさい!!」
だーもう、
一つ一つが可愛すぎるだろ・・。
「バカップル・・」
「あ?」
「なんで・・どうして殴らないの!?
あたしをさびしいヤツとでも思って
同情してるの?」
「あー?誰がするかんなこと。
お前が恋華の仲間なら、俺の仲間だと
思っただけだ」