不良彼氏は正反対
「莉藍・・・・」
恋華に名前を呼ばれると、
気のせいか?
すごく悲しそうな顔をしてる気が
するんだ。
「恋華、あんた馬鹿なの!?」
「えっ・・!?」
「もう、友達じゃないって言ったじゃな
い・・」
「でも・・・あたしの中では一回なった
ら一生ものだから★」
「ふっ・・あははっ!どんだけ長いのよ
それ・・」
「ながーいよ!」
なんだ・・
いい顔して笑うじゃん。
すっげぇ幸せそうに俺には見えるけど?
「折原くん・・」
「なんだよ・・」
「恋華を・・絶対もう泣かせないで。
いつも笑っててほしいの。
・・・・大好きな親友には」
「あぁ・・・・」
坂本莉藍は今まで一番いい顔してる気が
した。
やっぱり、
幸せってのは一人じゃ辿りつけねぇー
ってことだよな。
こいつも
恋華がおってこその幸せってことだ。
ってことはライバルかよ!?
こんちくしょー!!