不良彼氏は正反対
「ん?なんだよ・・」
「ううん、好きだなって思ったの♪」
「知ってるから」
「だよね」
「ほら、かえんぞ?」
そう言って王子様のように愛斗はあたし
に手を
差し出してくれた。
もちろんその手を握ろうとしたけど
そのあたしの手を莉藍が握る。
「残念でしたー。今日はあたしら
遅い時間からバイトなの♪」
「あっ、そうだった!!!」
「はぁ!?」
「ご、ごめん!!」
愛斗は納得いかないみたいであたしの
肩を掴もうとするけど
莉藍が許さないみたい。
「ふっ、彼氏くんも執事姿でバイト
すればぁ?」
「しねぇーよ!!」
「えっ・・見たかった・・」
「は!?恋華まで・・・」
「うそうそ!!」
「「「あははっ!!!」」」
きっとこんなに輝くほどの笑顔が
生まれるのは
困難を乗り越えた証拠。
これからも
あるかもしれないけど
みんなで乗り越えて笑っていようね?
笑って幸せな未来へみんなで_____。
【end】