不良彼氏は正反対
無理無理!!
一回もしたことなんてないもん・・。
ってか、キッチンに入ったことなん
てない。
全部コックにまかせっきり。
いつか自分で作るなんて考えたことな
かった・・。
作ったことなさすぎて・・レシピが一個
も頭に入ってない・・。
どうしよ~~!!
そのとき・・窓の外がふいに気になった。
部屋の整理をしているうちに真っ暗に
なってた。
「星が・・綺麗だなぁー・・・」
あたし、
自然を楽しんだことなんてあった?
いつもいつも・・・
お金で買える作られたものばかり。
そんなもの・・いつかは飽きてしまうに
決まってるのに・・。
「もっと近づきたいなぁ~・・
あっ、そうだ!」
あたしは、
寮の屋上に行こうと思った。
星に近づけるから。