不良彼氏は正反対

しかも、

あたしは策の向こう側に手を伸ばしていた。


もう・・自分の行動を悔やむしか出来ない
な・・。


そして・・、

立っている人は・・あのなんだっけあた
しと名前を組み合わせて


恋愛になる・・。



「お前な~、そんなとこに手伸ばしてん
じゃねぇーよ!」


そう言って彼はあたしに近づいてくる。



「待って!名前ここまで出てるからぁ!」

「は?俺の名前・・忘れたとか言いたい
わけ?」

「え゛・・。だって!髪も色変わってる
しさ!!」

「ははっ。ったくどんな言い訳だっつの」



なんとか・・なっちゃった?


だけど、髪の毛染めてたから・・確かに
一瞬だけ


知らない人に思えた。



けど・・綺麗な金色の髪は・・・夜空に
浮かんだ星の色と似てる。


まるで・・あたしの心を明るく照らして
くれてる


真っ暗な世界にある月のよう。


< 52 / 371 >

この作品をシェア

pagetop