不良彼氏は正反対
しかも、
あたしは策の向こう側に手を伸ばしていた。
もう・・自分の行動を悔やむしか出来ない
な・・。
そして・・、
立っている人は・・あのなんだっけあた
しと名前を組み合わせて
恋愛になる・・。
「お前な~、そんなとこに手伸ばしてん
じゃねぇーよ!」
そう言って彼はあたしに近づいてくる。
「待って!名前ここまで出てるからぁ!」
「は?俺の名前・・忘れたとか言いたい
わけ?」
「え゛・・。だって!髪も色変わってる
しさ!!」
「ははっ。ったくどんな言い訳だっつの」
なんとか・・なっちゃった?
だけど、髪の毛染めてたから・・確かに
一瞬だけ
知らない人に思えた。
けど・・綺麗な金色の髪は・・・夜空に
浮かんだ星の色と似てる。
まるで・・あたしの心を明るく照らして
くれてる
真っ暗な世界にある月のよう。