不良彼氏は正反対

「何で･･･金色なの？」

「ん？なんでって・・俺らのグループの
伝統？みたいな感じだな」



この人・・なんかのグループに入ってる
の？


あたしには関係ないかもしれないけど
知りたくなってしまう。


あたしは・・あなたへとどんどん
足を踏み入れる。



「あなたは・・グループの何なの？」

「俺？俺は・・リーダーだ。
みんな・・俺について来る・・・」



そう言って、遠くを見つめるあなた。


なにを考えてるの・・？



「お前とは、正反対だろ？お前なんか・・
いいとこのやつって感じすっから」

「え？分かるの！？」

「・・・は？お前まじなわけ・・・・？」

「・・・・っ」



うわ・・あたし墓穴掘った・・・。

自分でバラすようなことしてるじゃん
か・・。



「まっ、いつか話せよ？」

「・・え？聞いて楽しい？」



あたしなんかの家事情知ったって
面白くなんかないよ・・。


よっぽど・・喧嘩してた方が楽しい
と思う。