不良彼氏は正反対

「やっと呼んだな。なんだ?
恋華」


そしてまた、

あたしの名前を優しく呼んでくれる。



また、

ドキドキした。


けど・・なんだって言われても
言うことなんて決まってないよ・・?


それにそろそろお腹空いて
来たし・・。


けど

ご飯は作れない・・・。

愛斗・・、作れるかな?




「ねぇ、愛斗料理って得意かな?」



あたしは、

自然とそう聞いた。


多分、作れないだろうなって
思ったけど。



あなたともう少し居たくて、話たくて。


作れることを願った。




「は?すっげぇ得意だけど?」



だから、


こう聞いてすっごく嬉しかったからかな?


胸の鼓動が

激しく動いた。


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