屍村
 
その翌日21日の朝。

祖母と同じ様に腹部を横にわたって刺されていた。

畳が赤く染まり、朝日により照らされていた。
父親が狂った顔をした。

私は喉が張り裂ける程泣きわめいた。

その場にある、私の眼に映る全ての現実が受け止める事ができなかった。

< 20 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop