屍村
 
その日の夜また夢を見た。

お母さんがいる。

手に…凄く鋭く尖ったのがある。

まるで凶器の様な。

その仮想は当たってしまって、お母さんが高齢者とは思えない速さでこちら来る。

場面は変わってどこか古い森の様な所に来た。

この風景は有海村。

わたしは咄嗟に判断した。

逃げなければ殺される、
そう冷静に判断した。

何も考えず走った。

我武者らに。

前だけを向いた。

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