屍村
 
9月20日。
寝てしまった。
眠ってしまった。

あっさりと夢は当たり前のように現れた。
今直ぐ眼が覚めてくれれば良かったのに。

お母さんがついにわたしに追いついた。
そして鋭い何かでわたしの腹を横に切った。

痛み。

それしか感情はない。

血が飛ぶ。

お母さんの眼は優しく微笑んでいた。

殺されたんだわ。

夢?

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