『蒼色の瞳の猫』
そんな時、いつも考える事。
小学校の時、陸上部で精いっぱい走ってたこと。
それから。
あたしは、『自分を変えてくれる何か』
に巡り合えると小さいころから思っていたんだ。
『イジメられるあたしを救ってくれる』
誰かの存在をずっと待っていた。
…けれど、何かの本みたいに
そんな人がポンと出てくるわけではなかった。
もちろん、そんなこと当たり前なんだよ、
って思ってはいるけれど、
どこか期待が心の中にずっと潜んでいたんだ……
あたしは、一人で傷ついた。
辛い思いををした。
誰も、助けてなんてくれなかった。
…あたしの涙は、その時から
『流れる』という事を忘れた。
小学校の時、陸上部で精いっぱい走ってたこと。
それから。
あたしは、『自分を変えてくれる何か』
に巡り合えると小さいころから思っていたんだ。
『イジメられるあたしを救ってくれる』
誰かの存在をずっと待っていた。
…けれど、何かの本みたいに
そんな人がポンと出てくるわけではなかった。
もちろん、そんなこと当たり前なんだよ、
って思ってはいるけれど、
どこか期待が心の中にずっと潜んでいたんだ……
あたしは、一人で傷ついた。
辛い思いををした。
誰も、助けてなんてくれなかった。
…あたしの涙は、その時から
『流れる』という事を忘れた。