『蒼色の瞳の猫』
始まりの事
『あー…、外出るの何週間ぶりだろ。』

あたしは、外に出て伸びをした。
なんだかんだ言っても、外の空気はやっぱり綺麗だ。


あたしの周りでは、車や人がたくさん行き交っていた。
暗い空に街灯がやけに眩しかった。

『早く買って帰ろう…』

あたしは、少し寒くてかじかんだ手をさすりながら、
早足で青信号を渡る。

すると、もうそこはコンビニだった。
あたしは、周囲を警戒しながらコンビニに入る。

『♪~♪』
…コンビニに入ったときに鳴るこの音も、
なんだか懐かしく思えた。
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