『蒼色の瞳の猫』
『うん、そうだけど・・・何でいきなりちゃん付けで・・・』

最後まで言おうとしたら、

『きゃぁーー!嘘ぉーーーー!!』

梨華が大声で叫ぶから、
何事かと本気で思った。

『何?あたし、そんなに顔老けた?』

もしそうだったらかなりヤバい。
復帰早々老けた顔見せに来たみたいだ。

『違うー!アンタん家鏡無いのー!?』

『鏡・・・あったっけ』

『信じらんない、海美ん家』

ちゃん付けがいつの間にかなくなっていた。
その方が気が楽でいい。

にしても、梨華の言っていることが全く分からない。

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