『蒼色の瞳の猫』
『・・・ハァ。全くこれだから困るわー。』

『もったいぶらないで早く言ってよ』

顔に何かついてる・・・?
もしくは、目の下にクマができてるとか・・・

どちらにしろダメだ。

『ねぇ、あたし何がおかしいの!?』

梨華に詰め寄ると、大笑いされた。

『何!?あたし、変な事言った?』

『あんたが鈍感なのに呆れただけよ』

梨華は、もう一度深ーーーーいため息をつくと、
あたしに向かってビシッと人差し指をさした。


『あー、人に向かって指さすのいけないんだよ』

『小学生かっ!』

脳天チョップを食らった。
いたたた、と頭をさすっていると、


『・・・あんた、整形した?』


とても冗談で聞いているとは思えない
梨華の顔がそこにあった。


_________はぁ?
< 26 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop