ここから始まる4つの恋
「え~私だけ?」

「いや何がっすか?」

もしかしてしゃべり方のことか?

「あなたも普段通りにしゃべってよ」

「え?でも俺絶対優衣さんより年下っすよ?」

「気にしないからお願い!」

優衣さんが手を合わせながら言う。・・・そこまで言うんならしょうがないかな。

「了解。なら普通にしゃべるぞ俺。そして着替えてくるから。待ってろ!」

そういって俺は着替えに行く。

「あ、ちょっ!」

何か言った気がするが気にしない。動きやすい服に着替えて玄関に戻ってきた。

「待たせたな。よし!荷物の野郎を思う存分運んでやるぞ!」

「いや、まだ荷物きてないの。来るのは明日」

「なんだって?」

「だから~!荷物が来るのは明日なの」

マジかよ。こんな急いで着替えた俺は何?放置?ま、まさか!バカな奴って嘲笑うさめにこんなことを!

「それを早く言ってよ。俺バカみたいじゃん」

「あなたって・・・落ち着きがないのね」

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