ここから始まる4つの恋
私の家はそう学校とは離れていない。なぜ遅刻したかは聞かないで~!

「そう。俺はバイトがあるからここでさいならだな」

「うん。分かった。それじゃあ明日連絡するね」

「おう」

手を挙げて橘くんが去っていく。その後ろ姿を眺めながら私は自分がドキドキしていることに気づく。

(なんなの!これは!)

わけの分からない鼓動に悩まされながら私は家に帰ったのであった。
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