ここから始まる4つの恋
「はいはい」

「冗談はさておき渡来さんと飲んでやってくれ」

「まあ別にいいですけど」

なんか知らないけど、ありがとう部長さん!

「え~とじゃあ何をしゃべりますか?」

いきなりそんなこと言われても困ります青井さん!

「ええと、ええと、そ、そうだ!青井さんの好きな食べ物は何なんですか?」

「特にないかな。しいて言うならジャガイモステーキかな」

ジャ、ジャガイモステーキ!?意外な一面を見てしまったかもしれない!

「頼みます?」

今度はどもらずに言えた。えらい私!

「う~んそうだね。そうしましょうか」

「あの~すいませ~ん」

注文をとろうとする青井さんもかっこよかった。

「はいよ~」

「あ、あれ?青井さんじゃないっすか。どうしてここに?」

「お?おお。なんだ陸斗じゃねえか。お前こそ何で?」

どうやら知り合いみたいだ。歳は・・・離れてるよね結構。とても坊主の似合う子だった。

「俺っすか。1ヶ月前くらいからここでバイトしてるんすよ。青井さんこそどうしたんっす?」
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