ここから始まる4つの恋
「なら、どっちがいい?なんて聞くな」

そういって俺はフォークをとりケーキを切り取って口に入れる。

「あぁ~私のショートケーキ~」

「もう遅い」

優衣さんはあきらめてモンブランのほうを食べる。

「そういや優衣さん」

「なに?」

「何歳なの?」

「げほっげほっ」

いきなりむせだした。

「だ、大丈夫か!?ほら紅茶」

「あ、ありがとう・・・あちっ」

「優衣さんあせりすぎだって!」

「高見が言うとジョークねもう」

はいすいませんでした。

「大丈夫か?」

「余裕よ、これくらい」

おっちょこちょいなところもあるんだな。

「も、もう大丈夫」

「そうか?なら話に戻るが優衣さんって何歳?」

「・・・24」

「そうなの?じゃあ俺と3つ違いだな」

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